こんにちは!マレーシア・クアラルンプール在住のゆいです。
マレーシアで見つけた、ベビーシッターとのマッチングサービス「Kiddocare」についてご紹介します〜
Kiddocareとの出会い
マレーシアでの生活において、保育園の長期休みの際に子どもの預け先に悩んでいたため、ベビーシッターサービスを探すことにしました。近くに頼れる親戚もおらず、マレーシアのシステムに不慣れなため、信頼できる預け先が必要でした。
その中で、「Kiddocare」というサービスは、アプリで簡単に予約でき、料金も明瞭で、アプリ内でやり取りが完結でき、なおかつ評判も良かったため試してみることにしました。他のベビーシッターとのマッチングサービスと比較したときに、ベビーシッターと保護者が個人で金銭のやり取りをせずにサービスが仲介に入ってくれる点も決め手でした。個人間ではトラブルが起きたときに対応が難しいためです。
評判が良い、と判断したのはこちらの日本語ブログを見つけたからです。なお、suni@マレーシア海外就職&子育てノートさんのnoteには大変、大変お世話になっております!!!!(suniさんは英語が堪能で私とはシュチュエーションが違うため、今回はそのあたりについても触れていきます)

忙しい人のために、わかったことを結論から書くと
- 英検3級(エイゴニガテ)でもなんとかなった
- リピート利用中。特にスクールホリデー期間中利用。
- 初回〜〜なれるまでは事前準備が必要だが、慣れればなんとかなる
- ベビーシッター中は、家の中の別の部屋にいることにしている。親の外出(室内にベビーシッターと子供だけの状態)は未経験。
Kiddocareの概要
サービス内容と特徴
「Kiddocare」は、マレーシア国内で信頼できるベビーシッターをアプリを通じて手軽に予約できるサービスです。主に自宅や外出先での子どもの世話を提供し、利用者の希望に応じたシッターが派遣されます。柔軟な時間設定が可能で、シッターは一定の資格を持ち、安心して子どもを預けることができる点が特徴です。また、アプリ内でシッターのプロフィールやレビューを確認でき、事前に安心して選ぶことができます。外出中のベビーシッター、お迎え、旅への同行、などさまざまなシュチュエーションに柔軟に対応してくれます。

料金設定はかなり明瞭で、ホームページに行くと簡単に確認できます。支払いもホームページ経由でキャッシュレスです。
アプリの使い方と予約方法
サービスの言語は英語とマレー語のようです。
私は英語が堪能ではないので、毎回スクリーンショットを撮って翻訳しながら進みました。ベビーシッターへの留意点みたいなところに、英語が不自由なことを記載するようにしています。
アプリのダウンロード
Kiddocareはアプリ専用のサービスで、ウェブからは利用できないので注意が必要です。 App StoreまたはGoogle Playから「Kiddocare」アプリをインストール。
アカウント登録
名前や連絡先、子どもの情報を入力してアカウントを作成。アカウントは、家族内共有のメールアドレスで作成しておくと、パートナーとの共有がスムーズになるのでおすすめです。
予約方法・シッター募集開始
アプリ内の赤ちゃんのアイコンからスタートします。マレー語が話せず、英語も苦手なことは、予約時に確認できるように募集段階からオープンにするようにしています。

入力が完了すると、Kiddocare側でシッターを探してくれるので待ちましょう。シッター候補者から応募が入るとメールや通知でお知らせが来ます。時間がかかることもあります。やはりスクールホリデー期間は結構待ちます。
シッターの選択
複数名の応募があった場合、シッターのプロフィールやレビューを確認しながら選びました。人によっては交通費の支払いが必要になるので、ベビーシッターを選ぶ際にはよく注意が必要です。なるべく交通費がない人を見つけて選んでいます。
予約の確定
選択したシッターを確定し、必要な詳細を入力して予約を完了。
支払い
使えるバウチャー(クーポン)があれば入力を忘れずに!こちらでチェックできます。https://kiddocare.my/promotions
子どものお世話詳細入力
シッターが決まるとお世話のタイムスケジュールを入力する画面がでてきます。
入力には時間と手間がかかりますが、海外と日本では生活習慣が大きく違うのでしっかり入力するようにしています。
同じ日本人同士でも、家庭内のルールはぜんぜん違いますよね。
支払などを終えるとこんな画面になります。
[Update checklist]をタップします。

Session Checklist(セッションチェックリスト)
ベビーシッターが来る前に、子どもの情報や注意点を伝えるための確認項目です。
Session Checklist(セッションチェックリスト)は毎回新規に書く必要があります。
細かく記入した際はどこかメモ帳などコピーペーストがしやすい場所に文章を保存して置くことをおすすめします。
前回の内容を引き継いでくれると思い、細かく書いてしまったのですが、セッションが終わると内容は参照できず、1から書き直しになってしまった経験があります。
2日連続などで利用しても1日ずつ記入する必要があります。

- Health Condition(健康状態)
✔️ 子どもの現在の体調やアレルギーなどの健康情報 - Routines(生活リズム)
🕒 食事・お昼寝・お風呂などのスケジュール - Activities to Conduct(行ってほしい活動)
🎨 一緒にやってほしい遊びや学習内容など - Rules & Safety(ルールと安全)
⚠️ 家の中での禁止事項や安全面の注意点 - Provided for the Kiddocarer(シッターに渡すもの)
👜 飲み物・軽食・トイレの案内など、準備してあるもの - Emergency Contact(緊急連絡先)
📞 万が一の時に連絡が取れる家族や知人の情報
Routines(生活リズム)の入力例
例えばお昼寝の場合、我が家はこんな感じで入力しています。
Nap をタップ(韻ふんじゃった)→時間を選択して、留意事項(何時間寝かせたいかとか、寝室の場所等かな?)を入力。


実際に入力した英語の入力例です。
現在子どもは3歳後半で、日によってはお昼寝しないこともあり寝かしつけに苦労するよりは「適宜判断してほしい」と考えこういう記入にしました。
max 1.5 hours. Nap if he needs to.
お風呂もお願いするときは、タオルの指定、風呂をすすいでほしいことを伝えました。
これはマレーシアの方は普段シャワーだけで済ます(湯船に入る習慣がない)と聞いたので、バスタブの使い方を事前に知ってほしいから書きました。今のところ、バスタブを使ってくれるベビーシッターさんはいませんが念のために書いています。

Please rinse the bathtub lightly before using it. The yellow towel is his towel.
Activities to Conduct(行ってほしい活動)

Rules & Safety
子どもの安全に関わるので、ルールと安全面は細かく入力することにしています。
このように細かく書くことは、一見ベビーシッターにとって負担になりそうだと思われるかもしれません。しかし、今のところこの書き方でちゃんと伝わっているようで、見ている範囲では守ってくれています。

Dangers / Childproofing リスト
- キッチンに近づけない
- ソファやベッドで跳ねさせない
- 外出・ベランダ禁止
- 窓には近づかせない
Keep away from kitchen /
No jumping on sofa/bed /
No going out or balcony /
Avoid windows /
Off limits / Discipline リスト |
- 冷蔵庫や戸棚は開けさせない
- お菓子とジュースは2袋まで
- 持ち物を触らせない
- 電子機器禁止、YouTubeは最小限
No fridge or cupboard access /
Max 2 snacks or drinks /
Don’t touch sitter’s belongings /
No devices, minimize YouTube /
Provided for the Kiddocarer(シッターに渡すもの)
我が家では、水(ペットボトル)と充電器(3in1)を用意しています

料金
料金表(Childcare Prices)
https://kiddocare.my/services による2025/03時点の料金です。
私の場合、6時間の利用でRM120(約4,200円)がかかりました。日本の大手シッター(例:キッズライン)では1時間1,000〜1,500円が相場なので、単価はほぼ同等〜やや高めと感じました。
日本のベビーシッターサービスの場合、入会費や年会費がかかりますが、こちらのサービスの場合は年会費と入会費はありません。
その分日本と比べると割安に感じますね。
サービス | 時間 | 料金(RM) |
---|---|---|
ベビーシッター | 2時間 | 60 |
4時間 | 90 | |
6時間 | 120 | |
8時間 | 150 | |
10時間 | 180 | |
12時間 | 230 | |
住み込みナニー | 24時間 | 350 |
夜間ナニー(追加料金) | 0:00 – 7:00(1回) | 35 |
トラベルナニー | 海外(1日) | 350 |
国内(1日) | 250 |
料金に関する注意事項(サマリー)
以下は公式サイトの諸注意のサマリーです。
- 基本料金は1人分です。2人目以降の追加料金は RM15(1回のサービスにつき)。
- 対象年齢:4歳以上の子ども最大4人まで対応可能。
- **直前予約(6時間以内)**は追加料金 RM30(7:00 AM~12:00 AMの営業時間内)。
- 祝日および祝日に関連する日の予約には追加料金 RM30。
- **深夜(12:00 AM~7:00 AM)**のサービスは、追加料金 RM15/時間。
- 時間延長は可能。
- 7:00 AM~12:00 AM の延長料金:RM25/時間
- 12:00 AM以降 の延長料金:RM40/時間
- **住み込みナニー(Stay-in Nanny)**の予約は、Kiddocareアプリの「Help」ボタンからカスタマーサポートへ連絡。
- 全料金に7%の処理手数料が適用。
- 利用規約(T&C)適用。
当日すること:具体的な流れ
シッターの到着確認
シッターが到着したらお世話開始前にお着替えをするので、着替えができる場所を用意しておくと良いと思います。私はバスルームに通しています。
次に、体のあざの有無、子の体調、流れの確認などいくつかのチェック項目が書いてあるドキュメントを持参してくれているので、一緒に確認します。
あとは保育に必要な情報(おむつ、ゴミ箱、おやつ、ご飯などの場所)を説明したりします。先に説明しておいてもすべてを覚えられるわけではないので、戸棚にマスキングテープを貼り、ラベルを書いておいたりしています。
部屋の整理
以下の準備をしました
– お世話によく使うものなどは、わかりやすいところにまとめておく
– お弁当の位置・食べさせ方の注意などの指示書(メモ程度)を英語でドキュメント化
以下のインスタがわかりやすかったので貼っておきます。
「Kiddocareを利用してみた感想」@kl_no_ponta



貴重品の管理
ベビーシッターを利用する際には、貴重品の管理に注意が必要です。
大切なものは事前に安全な場所に保管し、シッターが立ち入る部屋に置かないようにしましょう。
万が一に備えて、家のセキュリティ対策を確認しておくことをおすすめします。
実際に利用してみた感想
ベビーシッターの対応とサービスの質
何度か利用してますが、正直人によってまちまちです。
星5評価の人でも、2時間泣き止まなかったり、評価がついてない人でも30分で泣き止み笑い声が聞こえたり子どもとの相性によりさまざまでした。
ベビーシッターによっては、おもちゃを大量に持参してくれます。
でも動作中の食洗機を勝手に開けてしまう人もいました。その事があってから、食事の片付けを含まない時間設定にしたり、食事の片付けは自分でしたりすることにしました。
ほんとに人によります。
ベビーシッターが急にキャンセルされた!そのときの対応は?
- サービス側が代わりの人を探してくれました
- 遅れた分は延長になりました
ベビーシッターの予約をしていたところ、当日になってシッターの都合で急にキャンセルされてしまいました。しかし、Kiddocareのサービス側が迅速に対応してくれ、すぐに代わりのシッターを手配してくれました。新しいシッターが到着するまでに少し時間がかかりましたが、サービスの配慮で遅れた分はそのまま延長してもらえました。
急なキャンセルには驚きましたが、迅速に対応してくれたため、予定が大きく狂うことなく、無事に用事を済ませることができました。
Kiddocareを利用する際の注意点
Kiddocareを利用する際に気をつけたいポイントをまとめました。初めて利用する方は、事前に確認しておくと安心です。
- 貴重品の管理
ベビーシッターが自宅に来る場合、貴重品は鍵のかかる場所に保管しましょう。万が一のトラブルを避けるため、現金や貴重品は手の届かない場所に置くのがベストです。 - 着替えルームの確保
シッターが到着したらお世話開始前にお着替えをするので、着替えができる場所を用意しておく必要があります - 予約は余裕を持って
人気の時間帯や週末は予約が埋まりやすいため、できるだけ早めの予約がおすすめです。特に特定のシッターを指名したい場合は、余裕を持ってスケジュールを確認しましょう。 - キャンセル時の対応
シッター側の都合で急なキャンセルが発生することもあります。Kiddocare側で代わりのシッターを探してくれますが、すぐに対応できるとは限らないため、スケジュールには余裕を持たせると安心です。 - アプリの操作に慣れておく
Kiddocareはアプリのみで利用可能なため、事前にアプリの基本的な使い方を確認しておくとスムーズです。特に、予約の手順やシッターとの連絡方法をチェックしておくと、当日慌てずに済みます。 - 文化や宗教の違いを理解する
マレーシアは多民族国家であり、シッターによってはイスラム教徒であることが多いです。そのため、食事や服装、接し方に配慮が必要です。たとえば、シッターがハラル(イスラム教で許可された食べ物)を守っている場合、豚肉やアルコールをシッターに扱わせないよう気をつけましょう。子どものお弁当に豚肉ソーセージは避けたほうが無難です。また、シッターが敬虔なイスラム教徒の場合、礼拝の時間を確保する必要があるか確認したほうが良いですね - ラマダン期間は予約が取りにくくなるそうなので注意が必要です
今後も利用するかどうかと、他の選択肢について
私は今後もスクールホリデー期間などに利用しようと思います!紹介コードがあったら良かったのですが、紹介コードなどはありませんでした。
なお、この記事は筆者の実体験をもとに書かれていますが、サービス内容や条件は変更されることがあります。最新情報は公式サイトをご確認ください!
ではまた〜